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何から始めればいい?学ぶ順番の地図

「ホームページを自分で作りたいけど、何から始めればいいか分からない」——そんな人のための、学ぶ順番の地図。HTML・CSS・JavaScriptを、この順で・この理由で学ぶ、を1本にまとめました。

「ホームページを自分で作ってみたい。でも、何から手をつければいいのか分からない」——この記事は、その迷いに答えるための地図です。プログラミングには数えきれないほどの言語や道具がありますが、Webページを自分の手で1つ作るというゴールに向かうなら、道はとてもシンプルです。

なぜこの順番なのか

家を建てるところを想像してください。柱と壁(骨組み)が無いのに、壁紙(見た目)は選べません。家が建っていないのに、ドアの開け閉め(動き)も試せません。Webページも同じです。

順番学ぶこと家づくりでいうと
パソコンの準備道具箱をそろえる
HTML柱と壁を建てる(骨組み)
CSS壁紙や家具を選ぶ(見た目)
JavaScriptドアが開く、電気がつく(動き)

骨組みが無ければ見た目は決められず、見た目が無ければ動きも意味を持ちません。 だからこの順番が、遠回りに見えて実は一番の近道です。逆順で挑戦すると、「CSSを書いてもどこにも効かない」「JavaScriptで動かしたい部品がそもそも無い」という壁にすぐぶつかります。

①パソコンの準備(数十分)

コードを書くには、専用のアプリ(エディタ)が要ります。ここでつまずく人が多いので、最初の関門として独立させています。

じゅんびパソコンにVSCodeを入れる無料エディタVSCodeを入れるところから、いちばん最初の一歩

準備が終わると、自分のパソコンの中に「作業フォルダ」ができ、最初のHTMLファイルが用意できた状態になります。

②HTML:骨組みを作る(数週間)

HTMLは、見出し・段落・画像・リンクなど、ページの中身と構造を作る言葉です。「ここに大きい見出し」「ここに写真」「ここにリンク」——タグと呼ばれる目印を並べて、ページの骨組みを組み立てます。

コースHTMLタグの基本から、画像・リンク・フォームまで

このコースを終えるころには、まっさらな、でも意味の通ったページが1つできあがります。色も装飾もまだ無い、けれど「何が書いてあるページか」がちゃんと伝わる状態です。

③CSS:見た目を整える(数週間)

骨組みができたら、CSSで色・文字・余白・配置を整えます。同じHTMLでも、CSSしだいで「素朴なメモ」にも「作りこまれたサイト」にも化けます。ここが一番、変化を実感しやすい段階です。

コースCSS色・文字・余白から、FlexboxやGridの配置まで

基本を覚えたら、実際にコピペしてすぐ使えるデザイン素材集に遊びに立ち寄ってみてください。

べんりワザコピペで使えるCSS見出しデザイン集コピペで使える見出しデザイン集。動くデモつきで手を止めずに試せます

④JavaScript:動きをつける(数週間〜1か月)

骨組みと見た目が整ったら、最後はJavaScriptで「クリックしたら〜する」「入力したら〜が変わる」といった動きをつけます。ページが単なる紙芝居から、触って反応してくれるものに変わる瞬間です。

コースJavaScript変数・文字の書きかえから、イベントや条件分岐まで

ここまでの3コースを終えると、HTML・CSS・JavaScriptで自分のページを1つ作りきったことになります。これは大きな到達点です。

段階ごとの「壁」と乗り越え方

順番どおりに進んでも、多くの人が同じ場所でつまずきます。先に知っておけば、壁が壁でなくなるので、代表的なものを並べておきます。

段階ぶつかりやすい壁乗り越え方
準備ファイルの保存場所が分からなくなるデスクトップに作業フォルダを1つ作り、そこから動かさない
HTMLどのタグを使えばいいか決められない見出し・段落・画像・リンクの4つだけで十分。慣れてから増やす
CSS書いたのに見た目が変わらない開発者ツールで打ち消し線を確認。ほかの指定に負けているだけのことが多い
CSS横並びにできないdisplay: flex を1つ覚えるだけで大半が解決する
JavaScript用語が急に増えてつらい変数・関数・イベントの3つに絞る。残りは必要になってから

「自分だけがつまずいている」と思うと心が折れますが、ここで詰まるのは全員です。順番の問題ではなく、そこが単に難所だというだけの話です。

どれくらいの時間がかかる?

人によって幅はありますが、1日30分を続けた場合のおおよその感覚は次のとおりです。

段階目安到達点
準備1日エディタが動き、最初のファイルが開ける
HTML2〜3週間文章と画像が並んだページが作れる
CSS3〜4週間色・余白・横並びが自分で決められる
JavaScript4〜6週間押したら動くボタンが作れる

合わせて2〜3か月で「自分のページを自分で作れる」段階に届きます。毎日でなくてもかまいません。間隔があいても、やめないほうが強い——1週間空いたあとに1レッスンやる人は、確実に前へ進んでいます。

いまは学ばなくていいもの

検索していると、初心者向けの記事にも次の名前が次々に出てきます。どれも今のあなたには不要です。惑わされないために、理由もふくめて挙げておきます。

  • jQuery——昔JavaScriptを短く書くために使われた道具。今は素のJavaScriptで同じことができるので、新しく学ぶ理由はありません(古い現場で出会ったときに調べれば十分)
  • Sass/Tailwindなど——CSSを便利に書くための仕組み。素のCSSが書けてからでないと、何が便利になったのか分かりません
  • React/Vueなど——大きなアプリを組み立てるための道具。JavaScriptの基本の上に乗るものなので、順番が逆になると必ず挫折します
  • PHP/Python/サーバー——Webページの見た目づくりとは別の分野です。作りたいものがはっきりしてから選べば十分です

道具を増やす前に、作れるものを1つ増やす——これが遠回りしないコツです。

作りながら覚える:おすすめのお題

コースを進めるだけでなく、自分で決めたお題を1つ持つと定着が段違いになります。むずかしい順に3つ挙げます。

  1. 自己紹介ページ——名前・写真・好きなもの・リンク。HTMLとCSSだけで完成します。当サイトのコースはこれを全コースで育てていく構成です
  2. 好きなお店・作品の紹介ページ——写真を数枚並べ、見出しで区切る。余白と配色の練習にちょうどいい題材です
  3. 作品置き場(ポートフォリオ)——作ったページへのリンクを一覧にする。カードの横並びが練習になり、そのまま人に見せられる資産になります
べんりワザ初心者におすすめのHTML/CSS・JavaScript入門書本で体系的に学びたい人へ。分野別のおすすめ入門書はこちら

そのあと:テーマ別コース

骨組み・見た目・動きの基本ができたら、気になるテーマへ好きな順で進めます。順番に決まりはありません。

コースWebアニメーションページの部品をなめらかに動かす表現を、じっくり深掘りしたい人へコースアクセシビリティだれにとっても使いやすいページにする工夫を知りたい人へコースnpmチュートリアルに突然出てくる「npm install」の正体を知りたい人へ

もっと本格的に:発展コース

ここまで来ると、学んだHTMLとCSSが「仕事の形」に変わっていきます。

コースWordPress世界のサイトの多くが使っているCMS。インストール不要で試せますコーステーマ開発WordPressのテーマを自作する。学んだHTML・CSSが実務の型になります

困ったとき・寄り道したいとき

学習の途中でつまずいたら、無理に前へ進まず、こちらのべんりワザに立ち寄ってください。

べんりワザエラーが出ても、あわてないエラーメッセージが出て動かなくなったときの読み方べんりワザ開発者ツールの使い方入門ブラウザの開発者ツールで、いま起きていることをのぞく方法

まとめ

  1. 学ぶ順番は準備 → HTML(骨組み) → CSS(見た目) → JavaScript(動き)
  2. 前の段階が無いと次の段階が生きない——遠回りに見えて、これが一番の近道
  3. 基本の3つを終えたら、興味に応じてアニメーション・アクセシビリティ
  4. 1日30分なら2〜3か月で「自分のページが作れる」段階に届く
  5. jQuery・Sass・Reactは今はやらない。道具より先に、作れるものを増やす

いま何もできなくて大丈夫です。この地図の①から、今日、手を動かしはじめてみてください。

よくある質問

何歳からでもプログラミングは始められますか?
はい。文字が読めれば大丈夫です。小学生から社会人の学び直しまで、同じ順番で進められます。必要なのは年齢ではなく、パソコンと「作ってみたい」という気持ちだけです。
HTML・CSS・JavaScriptはそれぞれどれくらいで身につきますか?
毎日少しずつ進めれば、HTMLとCSSの基本は数週間、JavaScriptの基本まで含めても1〜2か月ほどで「自分のページが自分で作れる」実感が持てるはずです。急がず、1レッスンずつ手を動かすのが一番の近道です。
スマホだけでプログラミングの勉強はできますか?
読み進めるだけならスマホでもできますが、実際にコードを書く練習にはパソコンが必要です。エディタ(コードを書くアプリ)はパソコン用に作られているものがほとんどです。