学習が止まる原因が、やる気ではなく腰や首の痛みだったというのはよくある話です。プログラミングは1日に何時間も同じ姿勢で座る作業なので、座りかたを整えるだけで続けられる時間が変わります。この記事では椅子選びの4つのポイント、今の椅子のまま効く道具、立ち作業への切りかえまでを紹介します。
まず、お金をかけずにできること
道具を買う前に、これだけで痛みが軽くなる人もいます。
- 椅子の高さを、足の裏が床につき膝が約90度になる位置に合わせる
- その姿勢で机に手を置き、肘が約90度になるか確認する(肘が上がるなら机が高い)
- 画面の上端を目線の高さに合わせる(ノートPCは低すぎるので台やスタンドで上げる)
- 30分に1度立ち上がる
3の画面の高さは、姿勢の話でいちばん効きます。ノートPCスタンドやモニターアームはこちらでまとめています。
べんりワザ学習がはかどる作業環境ガジェット学習がはかどる作業環境ガジェット——キーボード・マウス・モニターまわりの選び方椅子を選ぶときに見る4つのポイント
- 座面の高さ調整……足の裏が床につく高さになるか。身長が低めの人は「座面が下がる範囲」を必ず確認
- 腰のサポート(ランバーサポート)……背もたれの下側が腰の反りを支える形になっているか。位置を動かせるモデルが有利
- 肘置きの高さ……肘が90度で置けるか。上下だけでなく前後・角度も動く「4Dアームレスト」は微調整がききます
- 背もたれの素材……メッシュは通気がよく夏場に強い。クッション地は座り心地が柔らかいぶん熱がこもりやすい
椅子を買い替える
サンワダイレクト メッシュチェア 150-SNCM014
ヘッドレストと肘掛けつきで、手ごろな価格帯の定番。背中も座面もメッシュで通気がよく、長時間でも蒸れにくいのが強みです。「まずちゃんとした椅子を1脚」に向くモデルです。
サンワダイレクト オフィスチェア 150-SNCM030
4Dアームレストとランバーサポート、オットマンまで入った上位モデル。肘の高さ・前後・角度を細かく合わせられるので、机の高さが微妙に合わない人ほど効果があります。跳ね上げ式の肘掛けは、机に近づきたいときに逃がせます。
今の椅子のまま効く道具
椅子を買い替えなくても、当たっている場所を支えるだけで痛みは減ります。安いほうから試すのが得です。
エクスジェル ザ・アウル スタンダード
お尻の下に敷くジェルクッション。体圧を面で分散するので、座骨の当たりが消えます。長時間座ると片側だけ痛くなる人、座面が硬い椅子を使っている人に効きます。
MOGU バックサポーターエイト
背もたれと腰のあいだに入れるクッション。腰の反りを支えて、骨盤が後ろに倒れるのを防ぎます。パウダービーズなので体の形に合わせて変形し、椅子の背もたれのカーブが合わない問題を安く解決できます。
サンワダイレクト フットレスト 100-FR032
机が高くて足が浮く人の必須アイテム。足の裏が支えられると、腰にかかる体重が減ります。高さと角度を変えられるので、座り疲れたときに足を伸ばす台としても使えます。
そもそも姿勢を変えられるようにする
FLEXISPOT E7 Click(電動昇降デスク)
同じ姿勢が続くことが疲れの原因なので、途中で立てる机はそれ自体が対策になります。E7 Clickは電動昇降デスクの定番シリーズの組み立てを簡単にしたモデルで、高さをメモリーしておけば座り・立ちをボタンで切りかえられます。
まとめ
- まず椅子の高さ・肘の高さ・画面の高さを合わせる(無料でいちばん効く)
- 椅子は座面高さ・腰のサポート・肘置き・素材の4点で選ぶ
- 高級帯は体格との相性が大きいので、座ってから買う
- 買い替えなくても、ジェルクッション・腰当て・フットレストで当たる場所を支えれば軽くなる
- 同じ姿勢が続くのが根本原因。途中で立てる環境をつくるのが最終手段として強い
痛みが消えると、学習をやめる理由が1つ減ります。