ターミナル(黒い画面)が怖いのは、今どこにいるのか分からないからです。逆に言えば「今いる場所」と「移動」さえ分かれば、あとは怖くありません。Gitやnpmのチュートリアルをそのままなぞれるようになる、最初の5つを紹介します。
開き方はVSCodeがいちばん早い
VSCodeのメニューからターミナル → 新しいターミナル。エディタの下側に開きます。開いているフォルダの中からスタートしてくれるので、移動の手間が減るのが利点です。
単体のアプリで開くこともできます。
- Mac——アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル
- Windows——スタートメニューで「PowerShell」または「コマンドプロンプト」を検索
どれを使っても、この記事のコマンドはほぼ同じように使えます。
画面の読み方
コマンドを打つ前に、必ず表示されている行があります。これがプロンプト——「どうぞ打ってください」の合図です。
%(Windowsでは>)から右が、自分が打つところです。いまいるフォルダが表示されている——これが分かるだけで、迷子はほぼ無くなります。
覚えるのはこの5つ
| コマンド | 読み | やること |
|---|---|---|
pwd | ピーダブリューディー | いまどこにいるか表示する |
ls | エルエス | いまいる場所の中身を一覧する |
cd フォルダ名 | シーディー | そのフォルダに入る |
cd .. | 1つ上のフォルダに戻る | |
clear | クリア | 画面をきれいにする |
pwd——今どこ?
pwd/Users/shima/Documents/my-site/で区切られた住所が出ます。左が上の階層、右にいくほど深い階層です。
ls——ここに何がある?
lsimages index.html script.js style.css移動する前にls。目的のフォルダがそこにあるか確認してからcdすると、失敗が激減します。
cd——移動する
cd my-site # my-siteフォルダに入る
cd .. # 1つ上に戻る
cd images # さらに下へ..は「1つ上」を指す決まった書き方です。何階層も戻りたいときはcd ../..のように重ねられます。
つまずきを消す2つのコツ
Tabキーで名前を補完する
フォルダ名を途中まで打ってTabキーを押すと、残りが自動で入ります。
cd my ← ここでTab
cd my-site/ ← 補完された打ちまちがいが無くなるうえに、候補が出ない=その名前は存在しないとその場で分かります。ターミナルでいちばん役に立つキーです。
フォルダはドラッグ&ドロップできる
深い階層にあるフォルダへ移動したいときは、cd (うしろにスペース)まで打ってから、フォルダをターミナルの画面にドラッグ&ドロップします。パスがそのまま貼りつけられます。
止め方を知っておく
開発サーバーのように、動き続けるコマンドがあります。止めるのはCtrl + C(MacでもCtrl、⌘ではありません)。
「画面が返ってこない」と感じたら、まずCtrl + Cです。
WindowsとMacで違うところ
| やりたいこと | Mac・Linux | Windows(コマンドプロンプト) |
|---|---|---|
| 中身の一覧 | ls | dir |
| 今の場所 | pwd | cd |
| 画面を消す | clear | cls |
| 移動 | cd | cd(同じ) |
PowerShellやGit Bashを使えば、Windowsでもlsやpwdがそのまま動きます。チュートリアルの多くはMac・Linuxの書き方なので、WindowsならGit Bashを使うと写し取りやすくなります。
打ちまちがえたら、そのまま打ち直せばいい
ターミナルは、まちがったコマンドを打っても壊れません。エラーメッセージが出るだけです。
- ↑キー——ひとつ前に打ったコマンドを呼び出す(打ち直しがラク)
- エラーが出たら読む——
No such file or directoryなら「その名前のものが無い」という意味
まとめ
- ターミナルはVSCodeの中から開くのがいちばん早い。いまいるフォルダがプロンプトに出ている
- 覚えるのはpwd・ls・cd・cd ..・clearの5つ。移動の前に
lsで確認するクセを付ける - Tabキー補完とドラッグ&ドロップで打ちまちがいは消える。止めたいときはCtrl + C
この5つが手になじむと、GitもnpmもWordPressの環境構築も、チュートリアルをそのままなぞれるようになります。