べんりワザ・WordPressの設定と運用

パーマリンク設定のおすすめと変更時の注意

WordPressのパーマリンク設定はどれを選ぶべきか。おすすめの「投稿名」とその理由、日本語スラッグの問題、公開後に変更するときのリダイレクト対応までまとめました。

WordPressのパーマリンク(記事のURLの形)は、「設定」→「パーマリンク」で選びます。結論——おすすめは「投稿名」(/%postname%/。理由と、公開後に変えるときの注意をまとめます。

選択肢と、その特徴

設定URLの例評価
基本/?p=123✕ 内容が伝わらない
日付と投稿名/2026/07/25/article/△ 記事が古く見える
月と投稿名/2026/07/article/△ 同じ理由
数字ベース/archives/123△ 内容が伝わらない
投稿名/article/◎ おすすめ
カスタム構造自由に指定△ 目的があるときだけ

「投稿名」が優れている理由は3つです。

  • 短く、内容が分かる——リンクを見ただけで何のページか伝わる
  • カテゴリを変えてもURLが変わらない——運用中の整理に強い
  • 日付が入らない——古い記事でも中身で判断される

カスタム構造の注意

/%category%/%postname%/のようにカテゴリを含める形は一見きれいですが、運用でつらくなります

  • カテゴリを変えるとURLが変わる(旧URLが404になる)
  • 記事が複数カテゴリに属すると、どれか1つが選ばれる
  • 階層が深いとURLが長くなる

カテゴリはサイト内の導線で見せれば十分で、URLに含める必然性はありません。特別な理由がなければ「投稿名」のままにしておくのが無難です。

日本語スラッグは半角英数に直す

日本語タイトルで記事を作ると、URLもそのまま日本語になります。動きますが、共有時に困ります

見た目:  https://example.com/はじめてのWordPress/
コピー:  https://example.com/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE...

投稿の編集画面(右パネルの「URL」または「パーマリンク」欄)で、スラッグを半角英数に直すのがおすすめです。

  • 内容が分かる英単語+ハイフン区切り(wordpress-first-step
  • 短く(3〜5語まで)。日付や連番は入れない
  • 公開後は変えない(変えると旧URLが404になる)

404になったら「変更を保存」

記事やアーカイブが404になったときの定番の対処です。

  1. 「設定」→「パーマリンク」を開く
  2. 設定を変えずに「変更を保存」を押す

これでURLの変換ルール(リライトルール)が再生成されます。カスタム投稿タイプやカスタムタクソノミーを追加した直後は、これが必要になることが多いです。

べんりワザカスタム投稿タイプの作り方(register_post_type)カスタム投稿タイプのURL(has_archive・rewrite)の指定はこちら

公開後に変更するときは301リダイレクト

パーマリンク設定の変更は、既存の全URLが変わるという意味です。何もしないとこうなります。

  • 既存のリンク・ブックマークが404になる
  • 検索エンジンの評価が引き継がれない
  • SNSでシェアされたリンクが切れる

変更するなら、旧URLから新URLへ301リダイレクト(恒久的な転送)を必ず設定します。方法は2つです。

  • リダイレクト用プラグイン——管理画面から旧→新の対応を登録できる(規則的な変換にも対応)
  • .htaccessに書く(Apache系サーバー)
# 例: /archives/123 → /article-name/ のような個別対応
Redirect 301 /archives/123 /article-name/

末尾のスラッシュはどちらか一方に

/article//articleは、検索エンジンから見ると別のURLになりえます。WordPressは設定した形にリダイレクトしてくれるので、サイト内のリンクは設定に合わせた形で書くのが親切です(余計なリダイレクトが1回減ります)。

固定ページのURL

固定ページは、パーマリンク設定に関係なくスラッグがそのままURLになります。親ページを設定すると/parent/child/のように階層が付きます。

  • 会社概要 → /about/
  • お問い合わせ → /contact/

サイトの入口になるページは短く分かりやすいスラッグにしておくと、印刷物や口頭でも伝えやすくなります。

投稿タイプ・タクソノミーのURLを変える

登録時のrewriteで指定します。

register_post_type('shohin', [
  'has_archive' => 'products',
  'rewrite'     => ['slug' => 'products', 'with_front' => false],
  // …
]);

with_front => falseにすると、パーマリンク設定の接頭辞(/blog/など)を付けずに済みます。変更したら必ずパーマリンクを再保存します。

まとめ

  1. パーマリンクは「投稿名」(/%postname%/が基本。短く・内容が分かり・カテゴリ変更に強い
  2. 日本語スラッグは公開前に半角英数へ。短く、内容が分かる英単語で
  3. 404になったら「変更を保存」でルールを再生成する
  4. 公開後の変更は301リダイレクトが必須。理由がなければ変えない

URLは一度決めたら長く付き合うものです。最初にここを固めておくと、あとの運用がぐっと楽になります。

よくある質問

パーマリンク設定のおすすめはどれですか?
「投稿名」(/%postname%/)です。URLが短く内容が分かりやすく、カテゴリを変えてもURLが変わりません。日付入りは記事が古く見え、数字だけは内容が伝わらないため、多くのサイトで投稿名が最適です。
日本語のURLでも問題ありませんか?
動きますが、コピーすると%E3%81%82のような長い文字列に変換されるため、共有時に読みづらくなります。記事ごとに編集画面の「URLスラッグ」を半角英数に直すのがおすすめです。
公開後にパーマリンク設定を変えても大丈夫ですか?
既存のURLが全部変わるため、そのままでは404になり検索評価も失われます。変更する場合は旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定してください。理由がなければ変えないのが安全です。
記事のURLが404になります
「設定」→「パーマリンク」を開いて「変更を保存」を押すとルールが再生成され、多くの場合直ります。カスタム投稿タイプやタクソノミーを追加した直後は特にこれが必要です。