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画像をWebPに変換する方法

WebPが軽いのは分かったけれど、どうやって変換する?——無料・登録なしでできる変換方法を「1枚ずつていねいに」と「何十枚もまとめて」に分けて紹介。Windows・Macの標準アプリの対応もまとめました。

WebPへの変換は、無料のWebツールで数十秒で終わります。インストールも登録も要りません。使い分けはこの表のとおりです。

やりたいこと使うもの
1〜数枚をていねいに仕上げるSquoosh——画質を見比べながら決められる
何十枚もまとめて変換するBulk Resize Photos——日本語UIで枚数制限なし
Windowsで手早く1枚だけペイント——標準アプリのまま保存できる
WordPressに載せる画像プラグイン——アップロードするだけで自動変換
べんりワザ画像形式の選び方(JPG・PNG・WebP・SVG)そもそもどの形式を選ぶべきか、JPG・PNG・WebP・SVGの使い分けはこちら

Squoosh——1枚をていねいに変換する

Googleが公開している画像変換ツールです。元画像と変換後を左右に並べて見比べられるのが最大の特長で、「どこまで画質を落としても平気か」を目で確かめながらWebPにできます。画像はパソコンの中だけで処理され、どこにもアップロードされません。

Squooshの編集画面。中央の仕切りを境に左が元画像・右が変換後の画像で、右側のパネルで形式にWebPが選ばれている
右のパネルで形式をWebPにすると、その場で変換されます。この例では62.3kBの画像が14.2kB(77%減)になりました。

Squoosh

手順は4つです。

  1. 画像をページにドラッグ&ドロップする
  2. 右側のCompressのメニューでWebPを選ぶ
  3. Quality(画質)を動かし、左右を見比べて決める(75前後が目安)
  4. 右下の青いダウンロードボタンで保存する

Bulk Resize Photos——何十枚でもまとめて変換する

まとめて変換したいときは断然こちらです。日本語のUIで枚数の制限がなく、変換もパソコンの中で完結します(アップロードしないぶん速い)。登録も不要です。

Bulk Resize Photosの設定画面。日本語のUIで、画像フォーマットのメニューにWEBP、画質75%が選ばれている
「画像フォーマット」でWEBPを選び、「開始」を押すだけ。変換後のファイルはZIPでまとめてダウンロードされます。

Bulk Resize Photos

  1. 「画像を選択します」で、変換したい画像をまとめて選ぶ
  2. 「画像フォーマット」でWEBPを選ぶ
  3. 大きさを変えないなら「パーセンテージ」を100にする(縮小もしたいならここで%を下げる)
  4. 「画質」は75前後のまま「開始」を押す——ZIPがダウンロードされる

名前は「リサイズ」ツールですが、縮小と形式変換を一度に済ませられるのがこのツールの強みです。ファイル名は元のまま拡張子だけが.webpに変わるので、あとの書き換えも迷いません。

標準アプリでも変換できる?(Windows・Mac)

パソコンにもとから入っているソフトで済むなら、それがいちばん手軽です。対応はこう分かれます。

ソフトWebPで保存
Windows 11のペイントできる——「名前を付けて保存」でファイルの種類にWebPを選ぶ
Macのプレビューできない——WebPは開けるが、WebPとして書き出せない
Photoshopできる——2022年以降のバージョンで標準対応
GIMP(無料ソフト)できる——「名前を付けてエクスポート」で.webpを指定

Macだけ標準アプリで変換できないので、上で紹介したWebツールを使うのが手っとり早いです。

変換したあとに忘れずやること

HTMLのsrcを書き換える

拡張子が変わるので、読みこんでいる側も直します。ここを忘れると画像が表示されなくなります

<img src="images/photo.jpg" alt="しまちゃんの写真">   <!-- 変換前 -->
<img src="images/photo.webp" alt="しまちゃんの写真">  <!-- 変換後はこう -->

CSSでbackground-imageに指定している画像も同じです。変換したファイル名を検索して、まとめて置きかえるのが確実です。

元の画像は残しておく

WebPの標準設定は情報を間引く非可逆圧縮なので、変換をくり返すたびに画質が落ちます。元のJPG・PNGは別フォルダに残し、公開用のコピーだけをWebPにする流れにしておくと安心です。

代替画像(フォールバック)はもう不要

「WebPに対応していないブラウザ用にJPGも用意する」という解説を見かけますが、いまは主要ブラウザがすべてWebPに対応しています。picture要素で2枚用意する手間は、個人サイトならかけなくて大丈夫です。

WordPressなら自動化できる

WordPressには、アップロードした画像を自動でWebPに変換してくれるプラグインがあります(EWWW Image Optimizerなどが定番)。すでにメディアライブラリにある画像もまとめて変換できるので、記事数が多いサイトほど効果が大きく出ます。

べんりワザWordPressの表示を速くする(効果が大きい順)WordPressが重いときに効く対策を、効果の大きい順に並べました

変換だけで満足しない——縮小もセットで

WebPにしても、幅4000pxのスマホ写真はやはり重いままです。表示する幅の2倍くらいまで縮めてから変換すると、ファイルサイズは一気に落ちます。

べんりワザ画像を軽くしてページを速くする縮小と圧縮のやり方、目指すファイルサイズの目安はこちら

まとめ

  1. 1枚ならSquoosh、まとめてならBulk Resize Photos——どちらも無料・登録なし・アップロードなし
  2. 画質は75前後から。透過イラストはLossless(可逆)も試して軽いほうを選ぶ
  3. 変換したらsrcの書き換え元画像の保管をセットで

よくある質問

WebPに変換すると画質は落ちますか?
標準の設定(非可逆)ではわずかに落ちますが、画質75前後なら見た目はほとんど変わりません。Squooshなら元画像と変換後を左右に並べて見比べられるので、自分の目で確認しながら決められます。画質を完全に保ちたいときはLossless(可逆)を選びます。
背景が透けた画像をWebPにしても透過は保たれますか?
保たれます。WebPはPNGと同じように透明を扱えます。ツール側に「透明性を保つ」のような項目がある場合は、そこが有効になっているか確認してください。
iPhoneで撮った写真(HEIC)をWebPにしたい
HEICはブラウザが読めないことが多く、Web上の変換ツールにそのまま入れても開けない場合があります。iPhoneの設定→カメラ→フォーマットを「互換性優先」にしてJPGで撮るか、いったんJPGに書き出してから変換するのが確実です。
WebPにしたのにファイルサイズがあまり減りません
元がすでに圧縮済みのJPGだと、変換で減る余地は小さくなります。効くのは画像の縦横サイズを縮めることです。幅4000pxのスマホ写真は、WebPにしても幅4000pxのままなら重いままです。
ロゴやアイコンもWebPに変換すべき?
ロゴ・アイコンはSVGのままが最適です。SVGは拡大しても劣化しないのが持ち味で、WebPに変換するとその利点が失われます。変換するのは写真・イラスト・スクリーンショットだけで十分です。
変換したあと、元のJPGやPNGは消していい?
残しておきます。WebPの標準設定は情報を間引く非可逆圧縮なので、そこから元の画質には戻せません。元画像は別フォルダに保管し、公開用のコピーだけをWebPにするのが安全です。