じゅんび・はじめの準備

HTMLファイルの全体像

見出しやdivは、そもそもどこに書くの? HTMLファイルの“決まった型”を知れば、書く場所に迷わなくなる。

ここまでは <h1> を1行だけ書きました。でも本物のHTMLファイルには、じつは決まった型(テンプレート)があります。「タグをどこに書けばいいの?」——その答えが、ここでスッキリします。

これが基本の型

どんなHTMLファイルも、だいたいこの形から始まります。丸暗記しなくて大丈夫。まずは「こういう外枠があるんだ」と眺めてください。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>わたしのページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>はじめてのページ</h1>
    <p>ここに本文を書きます。</p>
  </body>
</html>
VSCodeのエディタにHTMLの基本の型が書かれ、DOCTYPE・html・head・bodyなどのタグに色がついている
実際のエディタで見ると、この型はこんな見た目。色分けで入れ子の構造が追えます。

いっぱいタグがありますが、役割ごとに見ればかんたんです。

タグ役割
<!DOCTYPE html>「これはHTMLの書類だよ」という最初のあいさつ(おまじないとして必ず1行目に)
<html>ページ全体を包む、いちばん外側の箱
<head>裏方の情報を書く場所(ページのタイトルなど。画面には出ない)
<body>画面に見える中身を書く場所 ←★ここが主役

はどこに出る?——タブを見てみよう

<head>の中に書いた<title>わたしのページ</title>。画面には出ないのに、何のためにあるのでしょう。答えはブラウザの上のほう、タブの部分。いま開いているこのページも、タブに記事の名前が出ているはずです。

<title>はいわばページの名札。タブのほかにも、ブックマークしたときの名前や、検索結果に出る見出しにも使われます。画面の中には出てこないけれど、ちゃんと働いている——これが「裏方」の意味です。

divや見出しは の中

ここが今日いちばん大事なところ。見出し <h1>、段落 <p>、そして <div> のような「画面に見せたいもの」は、すべて <body> の中に書きます。

<body>
  <h1>大きな見出し</h1>
  <p>ふつうの文章。</p>
  <div>ひとかたまりのブロック。</div>
</body>

<div> ってどこに書くの?」の答えは、<body> の中。逆に言うと、<head> の中に見出しを書いても画面には出てきません。見せたいものはbody、裏方の情報はhead——この住み分けさえつかめば、もう書く場所に迷いません。

じゅんびパソコンにVSCodeを入れる手でインデントをそろえるのは大変。じつは最初に入れたあの拡張機能が、ボタンひとつで整えてくれる

型を書くときの、ありがちなミス

この型でつまずくポイントは、だいたい決まっています。先に知っておけばこわくありません。

  • 閉じタグの/忘れ——</body>/が抜けて<body>が2つ、はよくあるミス
  • 閉じる順番の入れちがい——</html></body>の順に書いてしまう(正しくは内側の</body>が先)
  • DOCTYPEのつづり——<!DOCTYPE html>は1行目に、この形のまま。暗記に自信がなければコピーでOK
べんりワザEmmetで爆速でHTMLを書く型を一瞬で出したEmmetの正体。ほかにもコードを爆速で書ける記法がそろっています2

このレッスンのまとめ

  1. HTMLには <!DOCTYPE html><html><head><body>決まった型がある
  2. 画面に見せたいもの(<h1> <p> <div> など)は <body> の中に書く
  3. <head>裏方の情報(画面には出ない)
  4. <title>タブに出るページの名札

やってみよう:練習用のindex.htmlを型に整える

これまでのindex.htmlには、<h1>はじめてのページ</h1>の1行だけがありました。これを、今日習った型に整えましょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>わたしのページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>はじめてのページ</h1>
  </body>
</html>

もとの<h1><body>の中に引っこし、まわりを<!DOCTYPE html><html><head><title>で囲みました。保存してブラウザを更新しても、画面の見た目はさっきと変わりません——<h1>の中身は同じだからです。見た目は変わらなくても、ファイルの中身はちゃんとした「型」に育ちました。

おつかれさまでした。これで「準備」はばっちり。道具・場所・ファイル・書く場所——土台がすべてそろいました。ここからは、その <body> の中に書くタグを一つずつ学んでいきます。

よくある質問

headとbodyの違いは何ですか?
headはページの情報(タイトルなど)を書く裏方で、画面には表示されません。bodyは画面に見える中身を書く場所です。見せたいものはすべてbodyの中に書きます。
DOCTYPEを書き忘れるとどうなりますか?
多くの場合ページは表示されますが、ブラウザが昔のルールで表示する互換モードになり、見た目がずれることがあります。理屈は覚えなくてよいので、1行目に必ず書くと決めておきましょう。
titleタグの中身はどこに表示されますか?
ページの本文ではなく、ブラウザのタブの部分に表示されます。検索結果の見出しやブックマークの名前にも使われる、ページの名札です。