Webサイトを作ってみたい。でも「HTML」ってよく聞くけれど、正直なんのことかピンとこない……。だいじょうぶ。ここではむずかしい言葉を全部わきに置いて、HTMLがどんなものか、いちばん最初のイメージだけつかみます。書けるようになる必要は、まだありません。
HTMLは「家の骨組み」みたいなもの
家を建てるとき、いきなり壁紙や家具は選びませんよね。最初に「ここが部屋」「ここが玄関」という骨組みを作ります。Webページも同じ。「ここが見出し」「ここが本文」「ここが画像」——という構造を決めるのがHTMLの役目です。
言いかえると、HTMLは「これは何なのか」を書いていく作業。文章のかたまりを見て、「ここはタイトル」「ここは説明文」「ここはボタン」と、ひとつずつ役割の名札をつけていくイメージです。
じつは、いつも見ているもの
いま読んでいるこのページも、ニュースサイトも、通販サイトも、ほぼすべてがHTMLでできています。特別な世界の話ではなく、あなたが毎日ながめている画面の“裏側”にあるのがHTML。だから学べば、見える景色がちょっと変わります。
じっさいに、ちょっとだけ見てみよう
たとえば、こう書きます。読めなくてOK、「へぇ、こんな感じか」で十分です。
<h1>しまちゃん</h1>
<p>おえかきとラーメンがすきな、しまちゃんのページです。</p>| タグ | 意味 |
|---|---|
<h1> | これは「大きな見出しだよ」の目印 |
<p> | これは「ふつうの文章(段落)だよ」の目印 |
タグは <h1> で始まって </h1> で終わる、このサンドイッチが基本の形です。書いたHTMLは、ブラウザが読み取って、わたしたちが見ている画面に描いてくれます。
名前の意味も、ちょっとだけ
HTMLは、HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の頭文字です。長い名前ですが、分けてみるとやさしい意味です。
| ことば | 意味 |
|---|---|
| HyperText(ハイパーテキスト) | リンクでつながる文章。クリックで別のページへ飛べる、Webならではの文章のこと |
| Markup(マークアップ) | 印をつけること。「ここは見出し」「ここは段落」と目印をつけていく作業 |
| Language(ランゲージ) | 言葉・言語 |
つまり「リンクでつながる文章に、印をつけていくための言葉」。ここまで読んできた「役割の名札をつける」イメージ、そのままの名前なんです。
HTMLは、3人チームのひとり
Webページ作りには、HTMLのほかにあと2つ、よく聞く言葉があります。CSSとJavaScriptです。3つの役割分担は、こう覚えるとスッキリします。
| 言葉 | 担当 | 家でいうと |
|---|---|---|
| HTML | 骨組み(構造) | 柱と部屋割り |
| CSS | 見た目(色・配置) | 壁紙やインテリア |
| JavaScript | 動き(クリックしたら〜する) | スイッチや自動ドア |
このサイトの学習も、この順番で進みます。まず骨組み(HTML)、つぎに見た目(CSS)、さいごに動き(JavaScript)。土台になるのがHTMLなので、いちばん最初に学ぶわけです。
HTMLが「やらないこと」も知っておこう
なぜ骨組みと見た目を分けるの?と思うかもしれません。理由はシンプルで、分けておくと後がラクだから。中身はそのままに、着せ替えのように見た目だけを変えられます。この「役割分担」の考え方は、この先ずっと役に立ちます。
CSSCSSって何?見た目担当のCSSってどんなもの?気になったら、こちらでイメージだけのぞき見できますこのレッスンのまとめ
このページで持ち帰ってほしいのは、たった3つ。
- HTMLはWebページの骨組みを作る言葉
- タグは「ここは○○だよ」という目印
- 見た目はHTMLの仕事じゃない(それはCSS)
これだけで、もう「HTMLって何?」に自分の言葉で答えられます。