これまでのタグは、見出し・段落・画像……と、それぞれ「意味」を持っていました。今回のふたつ、<div> と <span> は、ちょっと変わり者。それ自体に特別な意味はなく、「まとめる」ためだけのタグです。
divは大きなまとまり
<div> は、複数のタグをまるっと囲んで、ひとつのグループにします。
<div>
<h2>お店について</h2>
<p>朝10時から夜8時まで営業しています。</p>
</div>この <div> は、見た目には何も変えません。でも「見出しと段落を、ひとつの“お店紹介ブロック”としてまとめた」というかたまりができます。あとで「このブロックだけ背景を灰色に」といった飾りつけが、まとめてできるようになるのです。
spanは文中のひとつまみ
<span> は、文章の一部分だけをつまむための箱。行を変えずに、その場でひとつまみします。
<p>今日の空は<span>とても青い</span>です。</p>これも見た目は変わりません。でも「“とても青い”の部分だけ、あとで色を変えたい」というとき、<span> で囲んでおけば狙い撃ちできます。
2つのちがいをくらべる
似ているようで、囲んだあとのふるまいがちがいます。ならべてみましょう。
<div> | <span> | |
|---|---|---|
| 囲む相手 | 見出し・段落などタグのかたまり | 文章の一部分 |
| 行のあつかい | 前後で行が変わる(ブロック) | 行はそのまま(インライン) |
| 使いどころ | 紹介ブロック、カードのもと | 文中の色変え、名前の強調 |
「囲みたいものが、かたまりか、ひとつまみか」で選べば迷いません。
箱の中に箱を入れる
<div> は、中にさらに <div> を入れられます。大きな箱の中に、小さな箱をしまうイメージです。
<div>
<h2>お店について</h2>
<div>
<p>朝10時から夜8時まで営業しています。</p>
<p>水曜日はおやすみです。</p>
</div>
</div>入れ子が深くなるほど、開きタグと閉じタグの対応がずれやすくなります。中身を一段ずつ字下げして書くと、どの </div> がどの <div> の閉じなのか、見た目でわかるようになります。
このレッスンのまとめ
<div>はいくつかのタグをブロックごとまとめる箱<span>は文章の一部だけをつまむ箱- どちらも意味は持たない——「あとで飾るための目印」