JavaScript・文法の道具箱

コンソールで確かめよう

変数の中身はいまどうなってる?画面に出す前にこっそり確かめられる、プログラミングの心強い相棒がconsole.logです。

JavaScriptを書いていると、「この変数、いま中身はどうなってるんだろう?」と確かめたくなる場面がたくさんあります。そんなとき、画面には出さずにこっそり中身をのぞけるのがconsole.logです。

コンソールを開いてみよう

コンソールは、ブラウザにはじめから入っている開発者ツールの中にあります。

  1. ページの上で右クリック→「検証」を選ぶ(またはWindowsはF12、MacはCommand+Option+I
  2. 開いたパネルの上にあるタブから「Console」を選ぶ

これだけで準備完了。ここがJavaScriptからの「つぶやき」が届く場所です。実際に開くと、こんな画面になります。

ブラウザの画面。左半分にしまちゃんのページ、右半分に開発者ツールが開いていて、上のタブのうち「Console」が選ばれている。その下に「こんにちは!」「おたより ありがとう! しまちゃんに とどきました。」「age: 3」「city: 北海道」の4行が並び、右端に出どころのscript.jsの行番号が表示されている
左がふつうのページ、右が開発者ツール。ページの見た目はまったく変わらず、console.logの中身だけが右側にならびます。各行の右端は「script.jsの何行目から出たか」の目印です。

じつはこのコンソール、表示されるのを待つだけの場所ではありません。入力欄に直接JavaScriptを打ちこんで、その場で実行できます。ためしに1 + 2と打ってEnterを押すと、すぐに3と返ってきます。「この書き方で動くかな?」をファイルに書く前にちょっと試せる、小さな実験場でもあるのです。

書いてみよう

console.log("こんにちは!");

これをscript.jsに書いてページを開くと、コンソールに「こんにちは!」と表示されます。画面(ページ本体)には何も出ません。出る場所がちがう——これがtextContentとの大きなちがいです。

部分意味
consoleコンソール(つぶやきの届け先)
.log「記録して」のお願い
( ) の中身表示したいもの

変数の中身を確かめる

console.logがいちばん活躍するのは、変数の中身を確かめたいときです。

const thanksMessage = "おたより ありがとう!";
console.log(thanksMessage);

コンソールには「おたより ありがとう!」と表示されます。" "で囲まずに変数の名前を書けば、箱の中身が出てくるわけです。

ラベルを添えると見分けやすい

確かめたいものが増えてくると、コンソールに数字だけがぽつんと出ても「これ、どの変数だっけ?」となりがちです。そんなときは、,(カンマ)で区切ってラベルと中身をまとめて渡します。

const age = 3;
const city = "北海道";
console.log("age:", age);
console.log("city:", city);

コンソールには「age: 3」「city: 北海道」のように、名前つきで表示されます。カンマで区切ればいくつでも並べて渡せるので、「どの値がどれか」がひと目で分かるようになります。

「どこまで動いた?」も確かめられる

コードが思いどおりに動かないとき、「そもそもここまで実行されてる?」を確かめるのにも使えます。

console.log("ここは通った!");

form.addEventListener("submit", function (event) {
  console.log("ボタンが押された!");
});

コンソールに「ボタンが押された!」が出なければ、押しても中の処理が動いていないと分かります。故障の場所をしぼりこむ懐中電灯のような使い方です。

べんりワザエラーが出ても、あわてないコンソールに出た赤いエラーの読み方は、こちらのべんりワザで

このレッスンのまとめ

  1. console.log(中身)で、コンソールにこっそり表示できる
  2. コンソールは右クリック→「検証」→「Console」タブで開く
  3. 変数の中身の確認、「どこまで動いた?」の調査、エラーの確認に大活躍

やってみよう

今回学んだconsole.logは、しまちゃんのページには残しません。作っている途中で「中身を確かめる」ための道具です。この先、コードが思いどおりに動かないときに、そっとコンソールを開いて使いましょう。

よくある質問

console.logはどこに表示されるの?
ブラウザの開発者ツールにある「Console(コンソール)」タブに表示されます。WindowsはF12キー、MacはCommand+Option+Iキーで開けます。ページを見ているふつうの画面には出ません。
console.logは書いたまま残していいの?
完成したページには残さないのがマナーです。確かめるために一時的に書いて、確認が終わったら消します。残っていても壊れはしませんが、見られて困る情報をうっかり出さないためにも消しておきましょう。
console.logとalertはどうちがうの?
alertはページを見ている人の画面にポップアップを出し、閉じるまで操作を止めます。console.logは開発者ツールの中だけに表示され、ページの動きを止めません。作りながらの確認にはconsole.logが向いています。