本の一節や、誰かが言ったことをページに載せたい——そんなとき、「ここは自分の言葉じゃなくて、借りてきた言葉ですよ」ときちんと示すのが引用のタグです。自分の文章と混ざらないので、読む人にも親切です。
まとまった引用はblockquote
<blockquote> は、ひとかたまりの文章をまるごと引用するときに使います。多くのブラウザでは、左右が少し内側に下がって表示され、「ここは引用だな」と見た目でも伝わります。
<blockquote>
<p>継続は力なり。小さな一歩を、毎日つづけよう。</p>
</blockquote><blockquote> の中には、<p> などをふつうに入れられます。「引用という箱の中に、いつもの段落を入れる」というイメージです。
文中のひとことはq
文章の途中に、短い引用をはさむなら <q> を使います。qはquote(引用)の略。多くのブラウザでは、自動で引用符(「」や ” “)をつけてくれます。
<p>先生はいつも <q>あわてず、ていねいに</q> と言っていた。</p><q> の前後に引用符(”…” や「…」)が自動でついています。自分でカギカッコを打たなくても、<q> が「ここは引用」と示しつつ、記号もつけてくれます。
どこから借りたかを示すcite
引用元(本のタイトルなど)を書き添えたいときは、<cite> を使います。多くのブラウザで斜体になり、「これは作品名だよ」と示せます。
<blockquote>
<p>吾輩は猫である。名前はまだ無い。</p>
</blockquote>
<p>—— <cite>吾輩は猫である</cite></p><cite> で囲んだ作品名だけ斜体になり、「これは作品名だよ」と示せます。出典のURLをこっそり添える(cite属性)
<cite> タグとは別に、<blockquote> や <q> には cite という属性も用意されています。ややこしいのですが、タグの<cite>は画面に表示される出典名、属性のciteは画面には出ない出典のURLです。
<blockquote cite="https://example.com/meiji-bungaku">
<p>吾輩は猫である。名前はまだ無い。</p>
</blockquote>| 書くもの | 見えるか | 役目 |
|---|---|---|
<cite>作品名</cite> | 見える | 読む人に伝える出典名 |
cite="URL"(属性) | 見えない | ブラウザや検索エンジン向けの出典住所 |
初心者のうちは無理に使わなくて大丈夫です。「見える出典は<cite>タグ、見えない出典はcite属性」と、名前が同じで役目が違うものがある——それだけ知っておけば、あとで見かけたときに迷いません。
このレッスンのまとめ
- まとまった引用は
<blockquote>(中に<p>を入れる) - 文中の短い引用は
<q>(引用符が自動でつく) - 引用元は
<cite>で示せる
